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わんことの暮らし|急変から虹の橋を渡るまでの記録③

虹の橋
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前庭疾患から肺炎、肺癌、脳への転移で14歳2か月で虹の橋を渡った姫の記録。あまりにも急で心が追いついて行かず姫の死を受け入れることが出来ませんでした。でも、やっと姫に「ありがとう」って伝えられるようになりました。最後まで生きようと頑張っていた姫の急変から虹の橋を渡るまでの記録を残します。

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少しずつ変化が

熟睡できなくなった?

へルニアを診断された当日の夜は、いつも寝ている時間なのになかなか寝てくれませんでした。

夜10時にメロンを食べ

リードをつけながらちょっとだけ歩かせたら

満足したのか酸素ハウスで就寝してくれました。

私もパパも11時頃にベッドに入りましたが、0時、0時半の2度起こされました。

トイレかと思いパパがリードをつけてトイレに向かわせましたが出ません。

再び酸素ハウスで寝かせたら4時55分まで寝てくれました。

この数日間、ハウス内の酸素濃度と温度、湿度や姫の様子をチェックするために

1時間置きにアラームをかけて確認していました。

5時にはパパも起床してレイニーを庭で歩かせてオシッコさせます。

お外だと5分もかからずにしてくれるので、それがルーティンになっていました。

姫は水を飲まないので、朝はまずスイカかメロンに水を足して水分補給させてから

ふやかしたご飯を食べさせます。

その日も同じような朝を過ごしましたが、酸素ハウスの中に居てもとつぜん呼吸が荒くなり

すぐに病院に連れて行きました。

入院か在宅か

院長は、姫の呼吸をみて入院した方がいいと言っていましたが、

私は入院を渋り在宅看護することにしました

今になって私の選択は間違えていなかったと実感しました。

そして、この時のレントゲンで姫は肺がんになっていることが確認されました。

それを聞いた瞬間、私は声を殺して泣きました。

2か所くらいに現れた癌であれば取ることは可能のとのことでしたが、

姫の肺にはたくさんの癌が広がっており院長には「私の手には負えない。申し訳ない」と言われました。

癌センターなら癌だと特定することが出来るけど、この状態だと何もできないと。

この院長が言うなら間違いない。(素人の私が見てもそう感じました)

院長は県内で5本の指に入る名医でした。

治る可能性があるのならすぐにでもセンターの紹介をお願いしようと思いましたが

特定するためだけに姫の体に負担を掛けることは出来ません。

姫のことを一番に考え、家に連れて帰る決断をします。