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ばばのことPart①

ばばの認知症
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軽度の認知症を発症したばばの話。兄が亡くなった後、義姉とふたり暮らし。でもこの2人は水と油でお互い喋らないと言う犬猿の仲。兄がいた時は良かったけど・・・。

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母と兄

私の母は今年78歳になりますが、本人はずーっと80歳だと言ってる。

何度も言ってるけど忘れちゃうんだよね(軽度の認知症) 父が生きている時は私の家の目の前に住んでたけど、その後は兄夫婦に引き取られました。

その兄も60歳を前に亡くなりました。

入退院を繰り返し、何度も危ない状況になりながらも頑張って生きて来た、たったひとりの兄でした。

みんな、兄のくったくのない笑顔は好きだった。

だからいつも兄の周りには沢山の人がいた。

葬儀の時、花輪や生花の数に驚くどころか、参列してくれた方々の人数にも驚いた。

道なりにずっと続く花輪。葬儀場に飾りきれないほどの生花。

長く続いたお焼香の時間。 それでも私はなんだかホットした。

「こんなにもたくさんの人が兄を支えていたんだ。」

でも、ばばは兄の死をそこまで悲しんでいる陽には見えなかった

これも認知症の症状なのか?

だとすれば、あまりにも悲し過ぎる・・・

兄が亡くなった後、母をどうするかでモメることもあった

我が家は4LDKの一軒家だけど、部屋に余裕があるわけではない

2階の3部屋は息子たちがそれぞれ使っているし、1階は夫婦の寝室しかない。

リビングだって広いわけじゃないから寝られたら食事も出来なくなる(笑)

そこで母に施設に入ってもらう話が上がった

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介護施設を検討

施設って近年色々な事件もあるから気になるところではある

でも、うちでも引き取ることは出来ないし

そこでまず始めたのは、母の介護認定を取ること

障害者1級だけど介護認定は取ってなかったから

早々に申請を出して面談も終わったけど

貰えたのは要介護2だった

要介護2だと特老は無理だから有料老人ホーム的なところしかない

でも、母の年金(障害者年金+遺族年金)じゃ1ヶ月分にしかならないし

1ヶ月分を負担するのは純粋にキツイ

毎日毎日、ネットで施設を探して資料を取り寄せる日々が始まる・・・

そうこうしてる間に、義姉から引っ越すから早く探してほしいと催促が来る

急に言われても・・と困ってると「スタートが遅いの」と言われる

スタートって・・・「どこからがスタートなの?」と聞いてしまったよ

私だって早く施設を見つけたいし必死で探してるのよ

でもね、金額的な面でクリアできなければ入れないじゃない

だがしかし!やっと金額的にクリアできそうな施設を発見!

少し前は満室だったんだけど空きが出たみたいでラッキー♪

すぐに電話して見学にも行ったときに説明も聞いてきた

毎月、私と義姉で1万5千円ずつ負担すればいいだけ(何もなければ)

それならいけそうじゃない?

金銭面での保証人と、何かあった場合の保証人が2人必要なので

金銭面では私が、義姉には何かあった場合の保証人を頼んだけど

義姉から「もう関わりたくない」って保証人を断られ

挙句の果てには毎月の負担金も「ずっとでしょ?」と渋られる

普通は生きてる間ずっとだよね?

昔と今の義姉の違いに驚きながらも、

きっとこれが義姉の本当の人間性なんだろうとちょっと悲しくなった出来事でもあります