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わんことの暮らし|最愛の”娘”を亡くして気づいた大切なこと

虹の橋
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最愛の”娘”を失った辛さや寂しさはそう簡単に亡くなるものではありません。先代犬を突然亡くした時は何年も自分を責め続けペットロスに悩まされてきました。でも、お空に行ったあの子たちがそんなママの姿を見てどう思うのか。姫を失って数日間、ずっと自問自答していました。

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いっぱい泣いていいんです

最愛の子を失い悲しく辛いのは当たり前です。

でも、姫が息を引き取った後に夫が私に掛けた最初の言葉は「ママは悪くないよ」でした。

きっとパパは私が自分を責めるのを分かっていたんでしょうね。

その日は、まだ温かい姫の体を冷やすことなどできず

リビングのお気に入りのベッドに寝かせ、パパと川の字で寝ることにしました。

それでも眠ることなんてできませんでした。

次の日、姫を綺麗な体のまま送り出してあげるために、冷たくなった体をさすり「ごめんね」と言いながら頭とお尻とお腹に保冷材を当てました。

1日数回、保冷材を交換して17日の火葬の日まで守り続けました。

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セレモニーを選ぶ

13日は、セレモニーを申し込みました。

最初はレイニーの大好きな家から送り出してあげようと思いましたが、どこがいいのか分からず14年間お世話になっていたサロンのオーナーさんに聞いてみることにしました。

あくまでオーナーさん個人の意見ですが、「自宅に来てくれるセレモニーは色々問題があるのでお勧めしません。ちゃんと送り出してあげるのならココがいいです」と教えてくれました。

オーナーさんも今まで、何度も家族を見送った経験がある方で、そういった情報にも詳しいので聞いてよかったです。

オーナーさんに教えてもらったところに電話しましたが、管轄外なのでこちらに電話してみてくださいと電話番号を教えてもらいました。

驚くことに、その火葬場は私の祖母や父を見送った場所でした。

姫と最後のお別れをして待合室で待っていましたが、どうしても姫の傍で見送ってあげたくて外に出ました。

そして1時間後。

美しい毛並み、引き締まった体、ブルーアイの瞳もすべて消え、変わり果てたレイニーを見た時には声を出して泣きました。

小さな骨壺に収められたレイニーを抱きしめて、大切に大切に家に連れて帰りました。

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名前の由来を貫いた

ここでは姫と呼んでいますが、本当の名前はレイニー(Rainy)と言います。

名前の由来は雨の日にうちの子になったからでした。

そして、レイニーが別れを告げた日も雨、お空に見送ったのも雨の日☔でした。

最後まで”雨”を貫きました。

でも、不思議なことに家に帰って来た途端、雨が止んだのです。

私がいつまでもぐしゅぐしゅ泣いていたからかなって。

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初七日を迎え…

18日はレイニーの初七日でした。

この数日間、ふと気づくと涙がこぼれてるという毎日を送っていましたが

この日を境に、あまり涙を流さなくなったのです。

その理由は、いつもレイニーの存在を近くに感じているからだったと思います。

寝ている時間にいつもの場所に目をやるとレイニーが寝ている姿が見えるし

食事の支度をしている時は、足元に存在を感じます。

不思議なことに家の中すべてにレイニーの存在を感じ取れるんです

だから寂しく感じないのだと思います

レイニーは私の傍にいる

私がいつもと同じように生活を送ることで、レイニーもまた同じように過ごしているんだと

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想い

初めはレイニーを失ったことへの辛さで涙に明け暮れていました。

苦しそうにしているレイニーを何とかしてあげたいと、何度も何度も病院に連れて行きました。

「頑張って」って。

でも、治る病気であれば治療したり手術したり、どんなことでもしたでしょう。

現に、肺炎と診断されたまでは何かあればすぐに病院に連れて行きました。

でも、肺癌それも手の施しようがないほど進行していたとなれば、あとはレイニーの苦痛を和らげてあげる緩和療法しか方法が無かったのです。

それでも「頑張れ」と言うことは、レイニーの苦しみをさらに引き伸ばすことになっていたのです。

あの状態で「頑張れ」と言うのはあまりにも酷でした。

レイニーに何かあったら私が悲しい、寂しい、辛い。

それはすべて私の気持ちだったんだと気づいたのです。

私が寂しいから、辛いから「頑張って」という思いがレイニーを苦しませることになっていたと気づきました。

どこかで見た文章があります

「動物は私たちを幸せにするために神さまが遣わしてくれた」のだと。

本当にその通りでした。

レイニーは私たち家族に、幸せ、愛情、笑顔、思いやりなどすべての優しさを教えてくれました。

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虹の橋と雨降り地区

天国には「虹の橋」と呼ばれる場所があります。

飼い主にこよなく愛されていた動物は全て、この虹の橋に集まります。

誰もが皆、走り回ったり遊んだり出来るよう、ここには草原や小高い丘があります。

食べ物も飲み水も豊富にあり、太陽が暖かく照り付けてとっても心地よい場所です。

病気や老いで弱っていた動物たちは、全て元の元気な体に戻ります。

傷ついたり体が不自由だった動物たちも、全て健康で活力に満ちた体を取り戻します。

それはちょうど、飼い主がペットが元気だった頃を懐かしむときの姿です。

動物たちは皆満ち足りており、何の不満もありません。

でも、たった一つだけ、気がかりなことがあります。

それは一緒に虹の橋に連れてくることの出来なかった、飼い主であるあなたのことです。

動物たちはみんな仲良く集まってはしゃぎ回りますが、

そのうちふと足を止めて遠くを見つめるときが来るでしょう。

やがて瞳がらんらんと輝き、体が震えだしたかと思うと、

突然仲間のもとから離れて緑の草原を駆け抜け、飛ぶように走りに走るのです。

そう、あなたを見つけたのです。

特別な感情で結ばれたあなたと友達は、とうとうこの場所で再会を果たし、

もう二度と別れることのない新たな出会いに胸を躍らせます。

友達はあなたの顔にキスの雨を降らせ、

あなたも懐かしい友達の体を撫でて長いこと見ることの無かったその瞳を見つめます。

片時も忘れることの無かったその瞳を。

そうしてあなたと友達は、共に虹の橋を渡るのです。

子犬の部屋」から引用しました

作者不明の「虹の橋」には、生前愛されなかった犬たちを描いていた第2部と、飼い主の止まない悲しみと涙が、先だった愛犬をも苦しめていることを描いた第3部「雨降り地区」があります。

第3部の「雨降り地区」は2005年に他界した芝山弓子さんという方が書かれた物語のようです。

誰かが書いた物語だとしても、虹の橋が本当にあるかどうかも分からないけど、私自身このお話から安心感や癒しをもらいました。

「動物は人間と違って必ず天国に行く」とんな言葉もどこかで見ました。

それだけ動物は純粋な生き物ということでしょう。

神様のいいつけをちゃんと守り、私たちを幸せにしてくれました。

ありがとうレイニー。

この気持ちを忘れることなく、残りの人生を歩んでいくよ。

いつかまた会えるその日までーーーーー。