元プードル専門のトリマー。
ずっと犬がいる生活を送り、今では私の人生に無くなてならない家族になっています。
多くの子と暮らし、多くの子を見送り続けてきました。
犬好きな方との情報交換の場となれば幸いです。
犬と暮らす
初めに家族に迎えたのは、グレートデン。
専用の大きなケージの中にいましたが、私がまだ子供だったせいもあり、あまりにも大きく感じて怖くて近寄れませんでした。
余計な動きはせず、相手をじっと見る感じでとにかく怖いという印象。
犬との暮らし初回がグレートデンとは……。
父が動物好きで、独身時代にはサルや鳥なども飼っていたそうで、母は「当時、高級だったバナナを1日に何本も食べたのよ!人間だって高くて食べられないのに!」とボヤいていました。
昭和36年の話です。
家を新築したのが昭和46年で、引っ越して少し経ってグレートデン。
元々、大型犬を飼うつもりでいたようで、初めから大きなケージ(檻並み)が用意されていました。
当時は、ペットショップなんて無かったので、知り合いから貰ってきたようです。
次に我が家に来たのは、マルチーズ。
それから雑種(数匹)、チャウチャウミックス、プードル(3匹)、ヨークシャーテリア(3匹)、アプリコットプードル、グレート・ピレニーズ等々……。
*トリマーの学校に通い始めたのは、プードルを飼ったのがきっかけです。もう数十年前になりますが。
沢山のワンコが家族になると同時に、同じだけ見送ってきました。
振り返れば後悔することもあります。
ペットロスに陥って何年間も立ち直れずに泣いていた時期もありました。
今、家族として暮らしているシュナウザー(♀)ももう11歳。
そして、私の人生ではこの子が最後です。
*以下、個人的な見解ですのですべてに当てはまるわけではございません。
犬との暮らしで気を付けていること
うんちや尿を観察する
排泄物は健康のバロメーターですが、これはワンコたちも同じです。
尿の色や匂い、回数など毎回チェックしています。
朝イチの尿は色が濃い目で匂いもありますが、毎回同じような尿が出たり回数が少ないとか、気になったことがあったら獣医師に見てもらった方が安心です。
1日の平均回数は2~3回と言われていますが、それとは別にマーキングですることもあります。
マーキングの場合は、尿の回数には含まれないようです。
特に、気をつけて欲しいのは全く尿が出ないとか出づらかったりする場合や、多飲多尿の場合。
これは実体験からですが、平成18年に虹の橋を渡ったヨークシャーテリアが多飲多尿になりました。
子宮蓄膿症の疑いで動物病院に掛かりましたが、検査で原因が分からず炎症止めを投与した途端に急変して亡くなってしまいました。
朝、ふらつくような感じで水ばかりを飲み大量の尿を排泄。
掛かりつけの応物病院に連れて行きましたが、そこでは対処できず紹介された大きな動物病院で診察を受けました。
そこは獣医師の間でも有名とされている病院でしたが、診察したのは別の獣医師。
入院からわずか数時間で、帰らぬ子となってしまいました。
原因は最後まで分からず、納得がいかないまま連れて帰ってきたことがあります。
明らかに子宮蓄膿症の症状ではあったものの、検査でわからないなんて……。
その診断が正しかったのかどうかは分かりませんが、多飲多尿は注意が必要です。
その子の性格を把握する
その子その子によって性格は全く違ってきます。
シュナウザーは人懐こいけど警戒心が強いとか、遊び好きだとか言われていますが、我が家のシュナは警戒心ムキ出しです。
そのくせ気が弱いから、飼い主から離れた途端”借りて来た猫”状態になります。
トリミングや動物病院に連れて行ったときは、まるで置物のように静か!
しかし、私が抱っこした途端に牙を剥くという感じです。
また、もう1匹シュナがいるのですが、その子は子供が大嫌いで近くに寄って来ただけでもイラついたりするのでお散歩には気を使います。
出来るだけ子供のいない場所とか時間を選んだり……。噛んだら大変なことになるので。
懐っこいワンコもいますが、そうでない子もいるので出来るだけ早くその子の性格を把握する方がいいかもです。
小さいうちから人に会わせておくといいと言いますが、きっとその通りなんでしょうね。
我が家は家族は多いものの、誰かに会わせる機会はそんなになかったので……反省です。
犬種にもよるようですが、すべてのチワワが大人しいとは限りませんし、すべてのトイ・プードルが大人しくて飼いやすいとは限りませんし、環境によっても左右されるはずです。
一番は、犬種に囚われずその子の性格を把握するのがいいかと思います。
表情や動きを把握する
犬のしっぽって、考えているときはゆっくり動く、嬉しい時はブンブン早く動くとかあります。
ゆっくり尻尾を振っているときは警戒している時もあるので、出来るだけ他人を近づけさせない方が無難かも。
ガブッ!って行く可能性もあるので。
ただ、飼い主の心情ってなぜか伝わるんですよね。
我が家のシュナは、私の目を見て色々考えているみたいです。
ちょっとした指の動き、目の動きとか観察されてるみたい(笑)
こっちがワンコを観察するのと同じように、ワンコもこっちを観察しているんだな~と実感。
試しに声を出さずに、目だけで訴えてみたことがありましたが、彼女に分かってしまいました。
目を動かさないようにしましたが、しっかり読み取られていたんです。
恐るべしワンコの能力!でした。
まとめ
まずは自己紹介を兼ねた、私流の犬との暮らしをお届けしました。
犬種によってかかりやすい病気もあったりするので、ワンちゃんとの暮らし方で気を遣うことも多いですよね。
大変だけど楽しい、疲れている時には癒してくれる。
でも楽しいことばかりではありません。
だから、少しでも皆様との情報のやり取りが出来ればと思います。