突発性前庭疾患を発症してから現在までの経過や振り返り、持病となっている肝臓疾患やリウマチなどと闘う愛犬レイニーのことを書いています。もちろん毎日辛いばかりではありません。レイニーの調子がいい時は私も家族も嬉しい。
一変した日
前庭疾患を発症するまでの姫は子供の頃のままのおてんば娘で
アスリート女子でした
本当に14歳?
もしかしたら年齢間違えてる?
って首をかしげるほど元気で
病院でも「もっと若いかと思った」と言われてたんです
毛艶もよくかっこいい走り方をする子で
”おてんば”という言葉はこの子のためにあるんじゃないかと思うほど
1度脱走されたときがあったのですが
4人がかりでも捕まえることができないほど俊敏に動いてたんです
誰かが来た時にはリビングの戸を閉めるのが定番なんですが
ドアを閉めただけで「誰か来る!」と察知してリビングを吠えまくって駆け巡る
ちょっとでもドアのすりガラスに気配が映ろうものなら、ジャンプジャンプ!
どのくらいジャンプしてたんだろうと計ったら90cmの高さに爪痕が残ってました(笑)
通称 1Mジャンプと呼んでました
インターホン鳴る度にぎゃんぎゃん
家族以外の声や匂いがすると走り回って吠えて大騒ぎしてました
でも、前庭疾患を発症してからガラッと変わってしまいました
今は走ることもなく吠えることもありません
14歳=シニアを実感させられました
上を向くこともほとんどありません
いいこともいっぱい!
でも
変わっちゃった寂しさはあるけど
シニアなりの可愛さもいーーーっぱいあります
前庭疾患発症後、初めての散歩と今日の散歩で比べてみたら
明らかに歩くスピードが変わってます!
腰のブレも少なくなっているのが目に見えてわかりました
ただそれだけなのに
ちょっとしたことが嬉しかったり楽しかったり
笑わせてくれることもいっぱいなんです
ツンデレだったのに
私やパパがベッドで横になってると
ちょっとだけ間を空けてベッドで寝るようになりました
ある程度の距離感は譲れないみたいですが(笑)
抱っこしてる時にスリスリしても動じず
抱っこして外に行っても「誰か吠える奴はいねぇ~か~(威嚇)」って探すこともありません
家の中ですれ違う時に「あ、ごめんね」みたいな感じで避けてくれます(笑)
そうすると家族も「あ、ごめんごめん」ってちゃんと姫を労わってくれます
前よりもみんな姫にもっともっと優しくなった気がします
まだ回復途中です
前庭疾患は数日で回復する子や数ヶ月かかる子もいたりと
それぞれ回復スピードも違います
私は2週間経ってもフラつく姫を見て
なんで姫はなかなか戻らないんだろう・・・って心配していました
でも、今になってやっと回復が目に見えてきて「個人差がある」って思うことが出来ました
未だにヨタってすることもあるし、後ろに下がることも出来ません(シニアあるある)
でも、食欲旺盛だしトイレもマットでしてくれる(ウ〇チも踏まなくなった)し《踏ん張れなくて踏んでた》
お散歩も楽しそうでパパや家族が帰ってくると喜んでくれる
パパやママの体調が悪い時には寄り添ってくれるし
腹時計も正確だし(笑)
元気でいてくれる。それだけで十分だと思っています